●飛ぶ教室 【２００３年 独】
2004年１２月ＤＶＤ鑑賞
ストーリー 〜松竹のＨＰより〜
「ヨナタンはいずれの寄宿舎も逃げ出し、今度は有名な聖トーマス校へ転入することになった。
ルームメイトは頭の良いマルティン、体の小さなウリー、校長の息子セバスティアン、力自慢のマッツ。そして指揮者のベク先生。宿舎の近くの空き地にある秘密の隠れ家の謎の住人、禁煙先生。
ヨナタンたち寄宿生と対立する通学生のリーダー・モナたちに、セバスティアンは大切な楽譜を盗まれ、地下室に閉じこめられてしまう・・・。友達を助けるためコンサートは散々な結果に終わった5人は、隠れ家で古い芝居の台本を見つける。タイトルは「飛ぶ教室」。この本に隠されている秘密とは・・・。」
独逸の有名な児童文学者ケストナーの不世出の児童文学の金字塔の一作の映画化です。
時代背景を現代に変えて、テーマはそのままで、映画ではお洒落に様変わり。大人も子どもも共感できる内容です。
私は少年、少女物の映画が好きですが、この「飛ぶ教室」は子供向けという型にはめられない少年の複雑な心理をうまく描いていて、心奪われます。
思春期に差しかかり、自我が芽生えたもののピュアな１０代になりたての少年たちの友情と大人たちたとの信頼関係、夢、希望、家族愛を描いたこの映画は、これからも何度も観たいと思っています。
今回私が一番胸が熱くなったのは、大好きな先生を助けるため、派閥争いしていた子供たちが一丸となって、舞台でラップを歌います。そのシーンにジーンとなりました。
観るたびに新たな発見があり、胸が熱くなることと思います。
人と人との関わりから、生まれるものがある。
児童文学が原作の映画だからこそ、大切な心の関わりを子供に伝えることができ、そして大人にも大事なものを思い出させてくれる、そんな珠玉の映画です。
●10日間で上手に男をフル方法 【２００３年米】
２００４年４月ビデオ鑑賞
この映画は、ラブ・コメ好きの私のツボにぴったりはまった映画でした！ 大満足です。
私の中のラブ・コメ満足度の定義は、主人公の笑顔がキュートでかわいいこと。ジョークに笑えること。主人公が素敵だな、真似したいなって思える女性であること。
女の友情が、さっくりといい感じで描かれていること。
などですが、この映画はその全てをクリアしていました。
主人公のケイト・ハドソンの心を溶かすような笑顔に、観ている私の心もほんのり、ほぐれました。
ファッションも素敵だし、ケイト・ハドソンという女優さんを発見しただけでも、私には大当たりの映画でした。
内容は簡潔に言えば、ライターの主人公が、男性にわざと嫌われる行動をして、ふられるようにしむける企画のため、わざと信じられない行動をとるっていう話。
でも、相手の男性は、何がなんでも、１０日間で女性の心を射止めないと、仕事の企画を任せてもらえないという状況で、お互いの本心を隠して、デートを続けるのです。
男性に嫌われる方法は、ある意味、これをしたらまずいよっていうことがユニークに描かれているので、すごく参考になると思います。ここまで本当にやっちゃう人は少ないけれど、これは映画だから大げさなのであって、傾向として、しちゃう人は多いと思うんですよね。
男性が、これをされたら引いちゃうっていうことが、結構ヒントとして入っていると思いました。
例・何度も電話する。将来の話をする。恋人になったとたん、自分の私物を持ち込む。などなど。
ケイト・ハドソンの笑顔は本当に必見ですよ！
私的指数：８.５点（１０点満点)
●デブラ・ウィンガーを探して 【2002年米】
２００４年１月１８日 映画館で鑑賞
女優ロザンナ・アークエットがは、「愛と青春の旅立ち」の後、忽然と姿を消した、デブラ・ウィンガーが何故女優を辞めたのか、聞きたくて訪問する。
そして、４０代の以降の売れっ子女優たちに、インタビューし、本音を聞きだす。
４０代の女性が抱える、美をなくしていくこと、肉体の衰え、女優としての生命の終わりへの焦り、仕事と家庭の両立などなど。
女優でなくても、働くママなら、誰もが感じる共通の悩みを、女優さんたちも同じように悩んでいるのだなと思いました。
私が心にとまった言葉たち。（完全に同じ言葉では記憶していません）
「年をとることに執着しなくなれば、もっと自然に生きられる」
「今のこの私をそのまま出せるようになれば、焦りもなくなると思う」
「仕事しているから子供がないがしろになるのではなく、いかに子供と向い合うかだと思う。一緒にいれる時間に子供と向かい合っていれば大丈夫」
「段々と顔や身体が衰えてきているけれど、それを受け入れたい」
やっぱり女優さんだからか、美への葛藤、仕事への不安が沢山あるのだなと思いました。でも、女性なら多かれ、少なかれ、ありますよね。
自然に年をとっていくことを受け入れながら、その中で、自然に綺麗で、美に執着するのではなく、自分の年齢にあったお洒落をすることが、素敵な女性でいられるポイントなのだと思いました。
私的指数 ３点（１０点満点）
（点数が低いのは、ちょっと退屈しちゃったからです。内容に不満がある訳ではないんですよ）
●トーク・トゥ・ハー 【２００２年 スペイン】
２００３年１１月８日 映画館で鑑賞
私の好みではない映画ですが、機会があったので観てきました。
自分で選ばない映画を観るっていうのも、結構いいものですね。世界が広がりますよね。
ストーリーを簡単に紹介すると。
昏睡状態のバレリーナに恋をした男性看護師（過去に１５年も母親の介護をした経験があり、普通の青春時代を送っていない）が、バレリーナの介護を、丁寧に、心を尽くしてするのです。
毎日、色々なことを語りかけて。
そして、同じく、昏睡状態に陥った、女闘牛士の恋人（未満？）の男性と、この看護師さんが親友になるのです。
この映画、絶賛する人もいるようですが、私としては、かなり気持ち悪かったです。何がって、昏睡状態のバレリーナに恋をするのは勝手だけど、「分かり合っている」と思いこんで、何もわからないバレリーナを妊娠させるなんて…。
これは犯罪、気持ち悪い、と本気で、思いました。
それは本人にとっては純愛でも、犯罪ですよ〜！！
救いは、ラストかな。ちょっとだけ嬉しい気持ちになりました。
（ここは伏せておきますね）
バレリーナの裸体が沢山出てくるのですが、すっごく綺麗。女性が女性を見ても、美しいと思います。そして、昏睡状態ではない、生きている時の彼女の表情の輝くような、キラキラした瞳と、綺麗でチャーミングな顔立ちに、うっとりしました。
私的指数 ３点（１０点満点）
●００７ ダイ・アナザー・デイ 2002年【米】
娯楽映画、アクション映画が好きな私としては、満足しました！
最後はボンドが勝つってわかっている安心感や、めちゃめちゃでありえないアクション。奇跡のシーン。
ついでに、すごい道具。消える車とか、一瞬にして強化ガラスを割るリング。使いどころもよくって、楽しめました。
びっくりしたのが、車の屋根？をサーフィンボードにして、体にパラシュートを付けた、大波でのサーフィンシーン。
明らかに合成だってわかるけれど、スカッとしましたよ〜。
明るくてジョークがある、アメリカ映画が好きな人は、結構楽しめると思います。
北朝鮮を悪者にして描いているけれど、これを観た北朝鮮が怒ったのもわからないでもないわ。
だって、衛星を操って世界制服を狙う姿は、狂ってるもの。
私的指数 ７点（１０点満点）
●ダイヤルＭ 1998年【米】
２００３年９月２０日 ビデオ鑑賞
グウィネス・パルトロウが好きで、借りてきました。
言葉がいらないほど、すっごく綺麗。
はっきり言って、筋書きも展開もイマイチだけど、彼女の美しさを観るための映画だったのでは？ という感じです。
マイケル・ダグラスは怖い。
演技は上手ですよね。
ネタバレになっちゃいますが、グウィネスが、自分を守るためとはいえ、都合よく無傷のまま、連続して人を殺害しちゃうんですよね。なんか、違和感ありました。
それにしても、嫌な男ばっかり出てきた映画。
爽やかな男性が出てくる映画が観たいです。
オリジナルの「ダイヤルＭをまわせ」はまだ、観たことがないので、今度、借りてきてみたいな。
私的指数 ３点（１０点満点） グウィネスの美しさがなかったら点はなかったかも…。
●ドリヴン 2001年【米】
２００３年９月１８日ビデオ鑑賞
評判が悪い映画みたいだけど、私は純粋に楽しめました。
批評されている一番の理由は、ストーリーがないことみたい。
確かにちゃんとしたストーリーはないので、感動映画や、じっくり観たい人には不向きかも。ストーリーは全然ありません。
単純に、カーアクションと、かっこいいキップ・パルデューを眺めたい人にはオススメ。とにかく、キップがめちゃめちゃ可愛くてセクシーでした。人気がある俳優さんだけど、イマイチ作品には恵まれていないため、人気に火がつかないのが残念。
スタローンは、顔が崩れている…と思ったのが印象。
街中を疾走するシーンや、派手な事故シーン、雨の中の疾走シーンなど、見所は沢山。元々、Ｆ１に興味がないので、実際を知らない上に、先入観なく観たのが良かったのかも。
くれぐれも期待せずに観てください。まあまあ楽しめると思います。
私的点数 ５点（１０点満点）
●タイタンズを忘れない 2000年【米】
２００３年９月ビデオ鑑賞
白人と黒人の人種差別をベースに、アメフトのチームが一つになるという、スポーツ物、青春物も含めた内容。想像以上に引き込まれたし、感動しました
実話を元にしているだけあって、内容がリアル。
人種差別ってここまでなんだ…と、恐ろしくもなりました。
肌の色だけで同じ人間を見下ろしたりできるなんて。
まだまだ、本来の人種差別に関しては、完全に結論は出ていないけれど、チームは一つにまとまって、本当に素晴らしかったです。
ついでに、キップ・パルデューっていう、すごくキュートでかっこいい俳優さんを発見☆
タッキーに似ていて、甘いマスクなんだけど、好青年ではなく、ちょっとだけワルの要素も加わって、う〜ん、かなりのフェロモン、キュートな坊やっていう感じ。
マジで、ファンになってしまいました。
キップはまだ売り出し中なのかな？ あまり映画に出ていないみたい。キップが出ている、「トリヴン」も借りてきたので、今週中には観る予定。
そうそう。この映画に、みんなのその後っていうのが流れるんだけど、私って、意外とこういう「その後」っていうのが好きなんですよね。
私的指数８点（１０点満点）
